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執筆者の写真Sakurako Arakawa

推薦文いただきました

ソプラノ歌手、神林あゆみさんよりSAKURAKO CLASSICSの推薦文をいただきました。




桜子氏の音楽活動における真髄でもある、SAKURAKO CLASSICSでの芸術性の高さは特筆すべきものがある。


筆者も共演した2014年恵比寿アート・カフェ・フレンズ、及び、2016年銀座YAMAHAホールで開催された、世界的フラメンコダンサー田村陽子氏とのコラボレーションでは、スペイン音楽とクラシック音楽における共通のリズム・グルーヴで両者を結び、ピアノ、パーカッション、声楽等で表現。フラメンコの情熱的かつ哀愁がクラシック音楽と相まって、新しい世界観が見事に出来上がっていた。



また、桜子氏は日本特有の文化にも造形が深く、2017年銀座YAMAHAホールでは、若手の個性的な津軽三味線奏者を起用し、自身もドレスと打掛を組み合わせた斬新な衣装を纏うなど、独自の和洋折衷の世界観を描いた。




取り分け筆者が注目しているのは、作曲における桜子氏の日本的、日本古来の文化を感じさせる作品群である。


2021年発表作品「Another story〜もうひとつの物語」では、盟友でもあるフルート奏者大澤明子氏を迎え、その世界観が更に色濃く作品を彩り、どこか懐かしさ、日本が持つ郷愁を感じさせるものとなった。


普段はクラシック音楽を中心に活動するフルート大澤氏の音色も目を閉じていれば、篠笛や龍笛のような和笛を連想させ、桜子氏の慈愛と癒しに満ちたピアノの音色と共に作品を盛り上げている。


今回は大澤氏との息のあった演奏の他、能楽師で重要無形文化財保持者の山中一馬氏、箏奏者大川義秋が加わる。

邦楽界一流のアーティストとの共演により、更に深い和洋の融合、桜子氏の作品に新たな化学反応が期待される。


現代の聴衆へ向けて、 日本の伝統文化の新たなアプローチともなり、また、日本伝統文化の継承を担っていく意味でも重要性があるものになると大いに期待している。



こちらの推薦文は、本公演フライヤー裏面にも掲載させて頂きました!







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